自動車

フォード、買収で完全自動運転を加速 「最も大事な優先事項は2021年」 (1/2ページ)

 米自動車大手フォード・モーターが完全自動運転車の実用化に向けた取り組みを加速している。同社はロボタクシー(無人タクシー)と無人配送車の2021年までの商用化を最優先課題に掲げており、今月、モバイルロボティクスやシミュレーションを手掛ける米クァンタム・シグナルAIを買収した。取得金額は公表していない。

 創業20年のクァンタムは40人のロボット工学の専門家チームで、ミシガン州サリーンの高校跡地を拠点にしている。米軍向けに射撃演習のシミュレーションや遠隔操作の監視ロボットの開発を手掛けたことがある。

 21年達成を最優先

 自動運転に関する部門を集約した「フォード・オートノマス・ビークルズ」のランディ・ビジンテイナー最高技術責任者(CTO)はインタビューで「最も大事な優先事項は2021年だ。それを成し遂げることが全てだ」と力を込める。また、「最初にその目標を設定した際、極めて難しい課題であり、われわれだけでなし得ないだろうということは分かっていた」と話す。

 同CTOによると、クァンタムのチームはフォードが出資する米自動運転ベンチャー「アルゴAI」やフォード社内の研究開発者らと自動運転車の開発で協力する。

 フォードは7月12日、自動車世界最大手の独フォルクスワーゲン(VW)と自動運転車開発の提携拡大を発表するなど、自動運転への取り組みを加速している。VWはアルゴに26億ドル(約2770億円)を出資することに合意しており、フォードとVWは提携拡大により、アルファベット傘下ウェイモ、ゼネラル・モーターズ(GM)傘下のクルーズとともに、自動運転技術の先陣争いに加わった。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus