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フォード、買収で完全自動運転を加速 「最も大事な優先事項は2021年」 (2/2ページ)

 ただフォードがこれまで手掛けてきたハイテク関連企業買収の実績については、成否が入り交じっている。フォードは16年に6500万ドルで買収した通勤用シャトルバスの相乗りサービスを手掛ける「チャリオット」の事業を今年終了。7月にはクラウドコンピューティングの新興企業ピボタル・ソフトウエアへの出資のほぼ全額に相当する1億8200万ドルを減損処理した。

 明確な使命を担う

 とはいえ、ビジンテイナーCTOは今回のクァンタム買収がそうした2件の失敗例とは異なると主張し、その根拠としてクァンタムにはフォード製ロボタクシー、自動運転配送車を誘導するシミュレーションとロボット制御システムを作るという明確な使命があるからだと説明している。

 同CTOは「われわれはクァンタムがどの分野で当社事業に適合するかを心得ており、当社事業を前進させるうえで、彼らの有用性をはっきり認識している。彼らは新興企業ではない。実績のある安定した企業だ。当社はかねてクァンタム向けの成長計画を立てている」と語る。

 クァンタムは米軍のプログラムにも用いられた、自動運転システムのパフォーマンスを探るANVELシミュレーションソフトでも著名な企業だ。

 ビジンテイナー氏は「行かなければならない場所へ至るうえで、当社には提携や買収が必要だ。クァンタム(の買収)はそうした方向への最新のステップに当たる」と語った。(ブルームバーグ Keith Naughton)

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