テクノロジー

KDDIなど、ドローン物流実証 長距離175キロの自動飛行実験

 小型無人機「ドローン」を手がけるプロドローン(名古屋市)やKDDI(au)、三重県志摩市、愛知県蒲郡市、静岡県御前崎市は来年3月からドローンを使った長距離物流の実証実験を行うと発表した。国内最長となる175キロを自動飛行して災害時に必要となる薬や地方の特産物といった物資を運ぶ予定。飛行ルートは主に海上となる。

 ドローンは最高時速100キロで、2時間の飛行が可能なガソリンエンジンの機体を開発し、実証実験を行う。発着は手動で操作するものの、その後は設定したルートに従い、志摩市-御前崎市の約175キロと、志摩市-蒲郡市の約70キロの海上を自動飛行する。

 インターネットショッピングの増加で物流量は増え運送業が人手不足に直面する中、ドローンは物流システムの一端を担うことや、災害時の緊急物資の供給といった役割が期待される。実験では天候変化による運航への影響や、コストなどの情報を取得したい考えだ。

 名古屋市内で記者会見したプロドローンの河野雅一社長は、300キロ程度の距離を安全に移動できるようになれば、新たなビジネスモデルが生まれると指摘。地場産業の物流支援も視野に「現実的なデータの取得を積み重ねて実現したい」と意気込みを語った。

 志摩市の竹内千尋市長は「ドローン実装社会ができれば(大都市から遠い)距離のハンディをひっくり返せるだろうと期待している」と話した。

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