高論卓説

ローソン無人レジの実力 売り上げ・防犯への影響軽微 (1/2ページ)

 ローソンが8月23日に神奈川県横浜市内にある氷取沢町店で午前0時から5時までの5時間、日本初の無人レジの実証実験をスタートした。コンビニ業界は今、人口減少などによる人手不足と人件費の高騰でこれまで当たり前のように行ってきた24時間営業を続けていくことが難しい店舗が増加。コンビニという業態を今後も維持していくためにはこれを解決することが早急に求められている。

 そうした中、ローソンは半年ほど前から夜間の営業を省人化する方策を検討。無人レジの実用化の検討を進めていた。

 「夜間の時間帯にそれほど多くのお客さんが来店せず、一方で人手不足で困っているフランチャイズ店を対象にした」(ローソン関係者)

 そのような店舗の中で実験店を募ったところ最初に手を挙げたのが氷取沢町店のオーナーだった。この店舗が開店したのは5年前。氷取沢町店長は「何年間か人手不足が続き、本部から無人の実験があると聞いて、オーナーが手を挙げたのではないか」と話す。

 0時以降は店舗に電子ロックをかけ、カウンターをビニールカーテンで締め、お酒が並んでいる冷蔵庫にもビニール製のシャッターで購入できないようにする。

 客は入り口で顔写真を撮るか、入り口横に設置された機械でスマートフォン上のQRコードを読み取らせるか、あるいは地域に1000枚ほど配布したカードを入り口のセンサーにかざすと入店できる仕組みになっている。決済は購入した商品をバーコードリーダーで読み取り、無人レジに現金を投入するか、クレジットカード、Suica(スイカ)などをカードリーダーにかざせば決済は完了する。

 「想定していたよりも売り上げの減少はありません。その一つの理由は、地域の固定客以外にもこうした仕組みに関心を持った人がたくさん来店されるようになったからです。ただお酒やたばこなどが販売できなくなり、これまで来られていたお客さまは私の目で見た限りでは減っているように見えます」(氷取沢町店長)

 それでも店舗としてはありがたいという。

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