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ベンチャー投資「脱・自前」 米VC仲立ち 日本企業がリスク低減

 日本の大手企業が米ベンチャーキャピタル(VC)との結び付きを強めている。海外のベンチャー企業への投資は情報の少なさや商習慣の違いなどのハードルが待ち構えるが、自前主義から脱却することでリスクを減らせるとみる。ベンチャー側もVCの仲立ちによって充実した経営支援が受けられるため、安心感が高まることも背景にありそうだ。

 米VCのペガサステックベンチャーズは、企業が単独で資金を出すファンドを運営し、顧客の意向に沿った投資先を探し出す情報網を強みとしている。現在、双日や帝人など11社がペガサスを通じた新たなベンチャー投資を実行している。

 アニス・ウッザマン最高経営責任者(CEO)は「米国や東南アジア、イスラエルなどに拠点があり、グローバルの視点が売りだ」と話す。

 米国では、米中貿易摩擦の影響で外国企業による投資が厳しく監視されるが、投資主体がペガサスになることで当局との衝突が回避できる利点もあるという。

 米VC大手のプラグ・アンド・プレイは7月、新たな拠点を京都市に開いた。日本では東京に次ぐ2カ所目。広範なネットワークで目利きされた世界中のベンチャー企業が集まり、三菱UFJフィナンシャル・グループや京セラといった大手企業との協業を模索する。

 海外のベンチャー企業にとっても、新製品やサービスの開発だけでなく、アジア市場の開拓にもつながるため「日本企業との提携を好意的に捉える土壌がある」(ウッザマン氏)とされる。両者の関係は今後ますます深まりそうだ。

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