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あれ、かっぱえびせん少なくなった? 事実上の“値上げ”となる各社の事情 (2/3ページ)

 明治は、28年に「おいしい牛乳」を1リットルから900ミリリットルに変えた。自社の飲用実態調査で牛乳の消費量が過去10年間で1割落ちたとする結果や1リットルを飲みきるまでの日数が延びているとする状況を勘案し、容量を減らす決断に踏み切った。

 担当者は「牛乳を余ることなくおいしく飲んでいただきたいという思いがある。(価格を見直さなかったのは)キャップ式の容器とすることで利便性を高め、容器の遮光性を高めて風味を落ちにくくするなど付加価値を高めたため」と力を込めた。

 こうした現状について、東京大学大学院の渡辺努教授(マクロ経済学)は、「原材料費の高騰などが要因の商品小型化の波は、以前からある」としつつ、「メーカー側も、小型化には製造工程を変えるなど費用と手間がかかる。値上げするにしても、世の中の賃金が思うように上昇せず、消費者が価格に敏感になっている社会情勢では(価格を)上げたくても上げられないのでは」と推測した。

 10月には消費税が8%から10%に上がり、さらなる「加速」も懸念されるシュリンクフレーション。公式的に発表しないまま小さくなった商品もあり、インターネット上では《ステルス値上げ》《スモールチェンジ》などと批判も上がる。

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