金融

かんぽ不適切販売 生保協、加盟全社の体制チェック

 生命保険協会はかんぽ生命保険の不適切販売を受け、かんぽ生命を含む加盟全42社に対し保険の販売体制についてアンケートを始めた。業務運営の実態を明らかにして各社に綱紀粛正を促す狙い。不適切販売が他生保で行われていないことをアンケートによって示し、同業他社へのマイナスイメージの波及を断つ思惑もあるとみられる。

 アンケートでは保険の乗り換え契約の際に保険料を二重払いさせるなどの顧客の不利益を防ぐ取り組みがあるかなどを調べる。内部通報制度の有無なども盛り込み、月内にも結果を取りまとめる。外貨建て保険への苦情が増えていることを受け、各社のアフターフォロー体制や高齢者への配慮なども確認する。

 かんぽ生命の不適切販売では、同じ種類の保険を一度解約してから再契約して実績を稼ぐ事案が相次いだ。多くの生保ではこうした乗り換えでの契約は営業職員の成績に計上されないといった予防策が採用されており、「一緒にされたくない」(生保関係者)と冷ややかな視線が送られている。

 かんぽ生命は先月末、自粛している保険商品の販売について10月から再開すると発表。不適切な販売の全容が解明できていない中での再開に批判が高まっている。別の生保関係者は「金融庁の立ち入り検査も含め、さらに不祥事が明らかになることも予想できる。かんぽ生命とは一線を引いておきたい」と話した。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus