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ヤフー、ZOZOを買収へ 4000億円、前沢社長は退任 (1/2ページ)

 ヤフーは12日、インターネット衣料品通販大手、ZOZO(ゾゾ)を株式公開買い付け(TOB)で子会社化し、傘下に収めると発表した。投資額は約4000億円。ヤフーはネット通販を成長の柱と位置付けており、買収で先行するアマゾンジャパンや楽天を追い上げる。ゾゾの創業者、前沢友作社長は同日付で退任した。ヤフーの通販取扱高はゾゾの約3000億円を加えると約2兆6000億円強となる。今後、アマゾンジャパンと楽天を加えたネット通販3強の競争が本格化しそうだ。

 前沢氏側からヤフーに資本提携を打診。ヤフーはゾゾが運営する「ゾゾタウン」の若い女性中心の顧客層や、ファッションサイトの運営ノウハウを評価し、一段の相乗効果を出すために子会社化が必要と判断した。

 ヤフーは10月上旬にもTOBを開始し、買い付けの上限を50.1%に設定した。現在約37%の株式を保有する前沢氏もTOBに賛同し、約30%分をヤフーのTOBに応募する。買い付け価格は1株当たり2620円。

 前沢氏の後任にはゾゾの沢田宏太郎取締役が就任した。民間初の月旅行を契約したことで知られる前沢氏はツイッターで「僕自身は新たな道へ進みます」と投稿した。前沢氏は退任後も創業者としてゾゾのイベントなどに参加するという。

 ヤフーによると、近く新設するネット通販サイト「ペイペイモール」に絡み、ゾゾと協力関係を模索していたところ、前沢氏側から6月下旬に企業価値が向上するならば自らの株式売却も可能と打診され、交渉を本格化した。ヤフーは検索やニュースなどを通じ、ネット広告事業を得意としてきたが、最近は金融サービスやネット通販を強化している。

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