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日本らしさを追求して評価急上昇 「日本ワイン」の時代が来た (1/4ページ)

 日本で造られるワインの評価が急速に高まっている。国際コンペで相次いで受賞するようになっているのだ。背景には日本産ブドウだけで造ったワインの品質向上がある。国も2018年10月に新しい法律を施行。日本産ブドウだけを使用して国内製造したワインを「日本ワイン」と呼べるようになった。こうした変化をワインメーカーはどう捉えているのか。メルシャンの長林道生社長に聞いた――。

 社長になって「こんなに受賞しているのか」と驚いた

 日本ワインの評価、特に海外での評価が高くなってきているそうですね。

 そうなんですよ。私は今年3月にメルシャンの社長に就任したんですが、社長になって受賞の過去一覧を改めて見せられて、「こんなに受賞しているのか」と驚いたほどです。

 昨年、中国・上海で初めて行われたワインコンペ「インターナショナル・ワイン・チャレンジ チャイナ 2019」では、メルシャンの「シャトー・メルシャン 岩出甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ 2017」が金賞を受賞しました。またロンドンで開催される権威あるコンペ「インターナショナル・ワイン・チャレンジ 2019」では、「シャトー・メルシャン 北信左岸シャルドネ リヴァリス 2017」が金賞を受賞しています。

 こうした動きはメルシャンだけではありません。日本ワインの評価は確実に上がっていると思います。

 評価の高まりの流れは、日本ウイスキーに似ている

 日本ワインの評価の高まりの流れは、日本ウイスキーに似ています。私は15年ほど前にウイスキーのマーケティングをやった経験がありますが、いまの日本ウイスキーの人気はその頃には予想できませんでした。大きなきっかけはハイボールですが、日本ウイスキーが海外でたくさん賞をとったことも影響しているはずです。海外で評価されて初めて自分の良さに気づくようなところが、日本人にはありますからね。

 ワインも同じで、フランスなどの伝統国に比べると日本のワインは質が劣るという先入観もあったけれど、海外で評価されて国内の評価が変わりはじめています。

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