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ビール大手、買いだめ客を照準 消費増税前、主力商品を増産

 10月の消費税増税前の買いだめや、増税後の低価格帯への需要シフトを狙って、ビール大手各社が第3のビールなどの主力商品を増産し、2ケース単位のまとめ売りや景品付きといったさまざまな販売戦略を打ち出している。

 キリンビールは、ビール類全体の9月の生産量を前年比で約2割増産。増税後の節約志向を見越し、第3のビール「本麒麟」は生産を約8割増やした。1リットル以上の大容量のウイスキーは2014年の前回増税時に駆け込み購入が見られたため、今回は景品を付けるなど販促を強化する。

 サントリービールも第3のビール「金麦」シリーズを9月に約2割増産するほか、2ケース(48本)単位でのまとめ売りも積極的に展開。増税後は外食を控え、自炊や総菜などを買って自宅で楽しむ「中食」とともに晩酌を楽しむ人が増えると予想し、カレーのルーなどを景品にした。

 アサヒビールは主力ビール「スーパードライ」の缶商品を2割増産し、ケース単位でまとめ買いする人に対し、食器用洗剤などの日用品を景品に用意した。

 サッポロビールも主力の「黒ラベル」ブランドを約2割増産し、前回増税時に買いだめが多かった第3のビール「麦とホップ」を8月下旬に大幅リニューアルした。高島英也社長は「少しでも安く賢い買い物をしたいというニーズに応えたい」と増税後の販売増にもつなげたい考えだ。

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