サービス

「日本ワイン」生産強化へ ウイスキー教訓に数年後見据え布石 (1/2ページ)

 国内の大手ワインメーカーが生産能力強化を本格化させている。昨年10月に始まった「日本ワイン」の表示規定を機に国内消費者の関心が高まったうえ、海外での日本ワインへの高評価も認知され、販売が好調なためだ。世界的な人気拡大で生産が追いつかなくなった国産ウイスキーの教訓もあり、各社は長期的な視点で布石を打っている。

 「令和の時代こそ日本ワインがグローバルに広まった時代といわれるようにしたい」

 国内ワインメーカー最大手、メルシャンの長林道生社長は20日、新しいワイン醸造所「シャトー・メルシャン椀子(まりこ)ワイナリー」(長野県上田市)の開所を前に開いた内覧会で意気込みを語った。

 椀子ワイナリーはメルシャンにとって3カ所目の醸造拠点。昨秋には「桔梗ケ原ワイナリー」(長野県塩尻市)を稼働させ、今年8月にも「勝沼ワイナリー」(山梨県甲州市)の生産能力を引き上げたばかりだ。令和9年には自社管理のブドウ畑を50ヘクタール(平成30年)から76ヘクタールへ広げる方針も示している。

 メルシャンが増産を急ぐ背景のひとつには昨秋にできた日本ワインの表示規定がある。日本ワインと名乗れるのは国産ブドウのみを用いて国内で製造されたワインだけだ。輸入ワイン原料を国内で醸造するなどした「国内製造ワイン」とは区別されるようになった。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus