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高速道での自動走行は人間よりスムーズだった 記者が体験   (2/2ページ)

 構えていたためすぐハンドルを取れたが、長時間の自動走行の後にすぐ運転できるか不安も。一方で頻繁に切り替われば逆に疲れるかもしれないとも感じた。

 試乗で試せなかったがボタン1つでの「車線変更・追い越し機能」もある。前車が遅かったり目的地への分岐が近づいたりすると、クルマが車線変更を提案。ハンドルに手を戻した上で承認すれば、追い越し後の車線復帰まで自動で行う。

 しかし、スマートフォン操作など「ながら運転」は禁止だ。よそ見すれば、前を向いてハンドルを握るよう警告される。「落下物や合流での譲り合いなど予測困難な動きには対応できない。安全を全て委ねられるほどには賢くない」。エンジニアは「自動運転」ではないとくぎを刺す。

 とはいえ、部分的でもクルマが“対話”しながら自ら走ってくれれば、長距離運転での疲労は軽減されそうだ。(今村義丈)

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