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「スポGOMI in 上野」 ごみ64キロ収集

 日本遊技関連事業協会(日遊協、会長・庄司孝輝氏)は毎年、地域共生に向けた取り組みの一つとして9月1~10日を「全国クリーンデー」と定め、全国各地で同時期に地域清掃活動を行っている。今年はその一環で9月7日にぱちんこ広告協議会(PAA、理事長・大島克俊氏)との共催の下、東京都台東区の上野恩賜公園およびその周辺において「パチンコ・パチスロファン スポGOMI大会in上野」を開催した。

 「スポGOMI大会」とは、ごみ拾いにスポーツのエッセンスを加え、社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥のスポーツ。基本5人1組のチームが、定められたエリア内で制限時間内にごみを拾い、その質と量をポイントで競い合う。

 運営団体はソーシャルスポーツイニシアチブ(東京都渋谷区)で、2008年のスタート以来、世界中で約700の大会が行われており、参加者は延べ8万人に上るという。

 今回は、公募により集まったファンとパチンコ・パチスロライターがチームを組み、遊技業界関係企業が集まる上野エリアで活動。ライター11人、ファン42人のほか、日遊協関係者など合わせて111人が参加した。

 開会式では日遊協社会貢献・環境対策委員会担当理事の知念安光氏があいさつで「日遊協として国連が掲げる持続可能な開発目標SDGsに賛同しており、その活動の一環でもある。パチンコ・パチスロを愛する人が一体となってこの国をきれいにし、住み続けられる活動に取り組んでいく」と説明。その後、ソーシャルスポーツイニシアチブの重原有紀大会ディレクターからルールの説明を受け、各チームとも作戦を練ってのスタートなった。

 大会では、残暑厳しいなか、公園内、上野駅周辺、さらにいわゆる「パチンコ村」と呼ばれる東上野エリアまで探索の足を延ばし、競技時間の1時間をフルに使ってごみを収集。

 各チームがごみを拾いながらパチンコ・パチスロについて談笑するなど、コミュニケーションを図りつつ、笑顔を見せてごみ拾いに汗を流した。結果、64.15キログラムのごみを回収。ライターの成田ゆうこチームが1550ポイントの最高得点を獲得して優勝した。

 当日は、朝9時30分の集合にもかかわらず、福岡県から参加する人がいるなど、ファンからも高い関心が寄せられたもよう。アミューズメント業界にふさわしい、楽しみながら街をきれいにしていく試みは、新たな感動を参加者に与えたようだ。

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