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トヨタ自動車、変革期に結束強化 スバルに追加出資、枠組み鮮明に (1/2ページ)

 トヨタ自動車がSUBARU(スバル)への追加出資を決めた。自動運転など次世代車の開発競争が激化し、業界が歴史的な変革期に突入する中、スバルへの影響力を強めて結束力を固める。マツダ、スズキとの連携も一段と深め「トヨタ陣営」の枠組みを鮮明にする可能性もある。

 「スバルの素晴らしい技術を肌で感じてきました」。トヨタの豊田章男社長は追加出資へのコメントでこう強調した。スバルとの資本関係は14年前の2005年に始まる。その後、スポーツカーを共同開発。今年6月には電気自動車(EV)の開発でも合意した。

 今回の提携拡大でトヨタの出資比率は20%に上昇。スバルは持ち分法適用の関連会社となり、一般的には役員を送り込むケースもある。次世代車の開発で「仲間づくり」をキーワードに異業種も含めて連携先を広げてきたトヨタが相手との関係深掘りにもかじを切ったとみることもできる。

 トヨタは15年にマツダと包括提携で合意後、17年には資本提携に発展。今年8月にはスズキへの資本参加も発表した。両社への出資比率は5%前後と緩やかだが、「100年に一度の変革期」(豊田社長)を乗り切るために、結びつきを強めるかどうか注目される。

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