金融

古民家再生へファンド設立 南都銀など3社 (1/2ページ)

 南都銀行(奈良市)などは、観光振興を目的とする古民家の再生事業を支援するファンド運営会社「奈良古民家まちづくりパートナーズ」を設立した。11月から運用を開始し、まずは江戸時代創業の醤油(しょうゆ)蔵元「マルト醤油」(奈良県田原本町)の蔵屋敷を宿泊機能を持つ施設によみがえらせ、まちづくりの拠点化を目指す。

 他にファンド運営会社を構成するのは、古民家再生に高い実績を誇るエリア開発会社「NOTE」(ノオト、兵庫県丹波篠山市)▽三井住友ファイナンス&リースが100%出資し、不動産関連事業などを手がける「SMFLみらいパートナーズ」(東京都千代田区)-の2社。投資額は総額15億円で、代表にはNOTEの藤原岳史社長が就任した。

 南都銀行は昨年、NOTEと連携し、奈良豊澤酒造(奈良市)がかつて酒蔵として活用していた築130年の古民家をリノベーションした「NIPPONIA(ニッポニア) HOTEL 奈良 ならまち」を同市西城戸町にオープン。酒蔵見学や酒かす風呂といったサービスを売りに、日本酒にこだわる高級ホテルに再生させた。

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