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往年の名車、生産終了続々 先進技術に投資、車種絞り込み (1/2ページ)

 5月の改元で「令和」となった今年、昭和や平成を彩った名車が次々と姿を消す。三菱自動車の「パジェロ」は8月に国内向け生産を終了。トヨタ自動車はミニバン「エスティマ」の生産を10月に、セダン「マークX」を12月に取りやめる。日産自動車も小型車「キューブ」の生産を12月に終了する。各社で事情は異なるが、先進的な技術・サービスをめぐる投資がかさむ中、車種を絞り込んで効率的な販売戦略を進めようとしている。

 輸出向けは生産

 「わが社のブランドイメージと技術を確立するのに最大の貢献をした車だと思います」。6月、東京都内で開かれた三菱自の定時株主総会。益子修会長は株主の質問に答える中で、パジェロへの思いを語った。

 国内販売終了の背景としては、改定された歩行者保護基準への対応がある。構造の一部を変更しなければならず、追加投資が必要になるが、足元で国内販売台数は減少していた。輸出向けは生産を続ける。生産開始は1982(昭和57)年。車高が高く走破性に優れる車であるスポーツ用多目的車(SUV)は当時、レクリエーショナル・ビークルの頭文字でRVと呼ばれていたが、パジェロはその代表格だった。

 シリーズでみると、さらに長い歴史を誇るのがマークXだ。前身の「マークII」は68年発売。「クラウン」と「コロナ」の中間に位置する高級車として、当時の“ハイソカー”ブームを牽引(けんいん)した。

 昭和から平成にかけて販売台数で上位に入り続け、ピークの89(平成元)年には約21万3000台を販売した。2004年、「新世代のスポーツセダン」という位置づけのマークXに生まれ変わる。しかし近年、「SUV人気に押され、セダンタイプの需要が減少した」(業界関係者)ことなどから、生産を終える。

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