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化学・合繊各社、自動運転・電動化に商機 軽量新素材で「車を変える」 (1/2ページ)

 化学・合繊各社が自動車メーカーに対し車向けの素材の売り込みを強化している。自動運転や電動化など次世代車開発に向けた自動車業界の変革期を好機と捉えているためだ。重い電池を搭載した次世代車はエネルギー効率を上げるため軽量化が不可欠で、鉄鋼などに代わる新素材を提供し「車を変える」と息巻いている。

 三菱ケミカルホールディングスは、社内の部署の垣根を取り払い素材の車部品への活用を提案する自動車メーカー側との窓口「自動車関連事業推進センター」を他社に先駆け2007年に設けた。サングラスなどに使われる透明性の高い植物由来プラスチックは、発色性が良く車の外装や内装向けに採用され、この夏から増産した。衣類用の極細繊維を吸音材として生かすことも提案している。

 クラレの金属部品に代わる樹脂「ジェネスタ」は、耐熱と強度に優れ、ギアの小型化などに貢献している。現在は国内で年1万3000トンを生産しており、21年末に完成予定のタイの新工場で生産量を倍増させる計画だ。5月には米国の自動車産業の中心地であるデトロイトに事務所を開設し、販売に注力している。

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