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アイフォーン“値崩れ”観測 ユーザー低価格志向 平均4~6%安も

 米アップルは消費者が比較的安価なモデルにシフトする中、「iPhone(アイフォーン)」の平均販売価格(ASP)の予想以上の落ち込みに見舞われる可能性がある。アナリストはこのようにみている。

 ドイツ銀行によると、「11」が699ドル(約7万5000円)からと、昨年モデルの「XR」(749ドルから)より安い価格設定となったことや、「8」および「8プラス」といった従来モデルの値下げによって、主要製品カテゴリーのASPが2020年度に4~6%低下する可能性があると試算。アナリストのジェリエル・オング氏は、これらのモデルが今後12カ月でアイフォーンの販売台数の40%を占める可能性があると推計した。

 オング氏は比較的低めの価格が販売台数の伸びをもたらし得るものの、「新型アイフォーンの一連の新機能との関連で価格設定が全体の需要にどう影響するか十分に強い感触を得られていない」と述べた。

 さらに、ASPの低下が「それに見合った販売台数の前年比増加で十分に相殺可能か」確信していないと付け加えた。ドイツ銀は、アップル株の投資判断を「ホールド」、目標株価を210ドルとしている。

 パイパー・ジャフレーは、アイフォーン所有者を対象にした調査で新モデルへの「期待が限定的な」ことが示唆されたとし、最も関心が高かったのは低価格モデルだったと指摘。近い将来の5G端末投入の見通しを考えれば、今後1年にアイフォーンをアップグレードするユーザーが「上位機種を買う可能性は低い」ため、今年のASPは前年比で低下することになるとアナリストのマイケル・オルソン氏は分析した。(ブルームバーグ Ryan Vlastelica)

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