ハザードマップ

GIA JAPAN/函館みらい会 伊の初上陸ブランド浸透せず (1/2ページ)

 GIA JAPAN GIA JAPANは9月27日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、保全および監督命令を受けた。

 同社はイタリアのブランド「Blauer.」の国内唯一の販売代理店として、業者への卸売りのほか、東京都渋谷区の「高島屋タイムズスクエア」に一般消費者向けの店舗も展開していた。

 また、高級ブランド品の輸入卸も手掛けており、大手通販サイトや大手ディスカウントショップとの取引など、積極的な販路拡大を図り、2019年1月期には売上高約16億3600万円を計上していた。

 しかし大口取引先との取引停止以降、大幅な減収となり、金融機関からの借り入れ負担も増加し、厳しい経済状態となっていた。安価での商品販売による早期現金化などで資金状況の改善を図ったものの、多額の借り入れ負担の解消のめどが立たず、今回の措置となった。

 函館みらい会 社会福祉法人の函館みらい会は9月30日、函館地裁に民事再生法の適用を申請した。

 同法人は函館市などが日吉町に整備してきた「函館コミュニティエリア(コンテ日吉)」の中核法人として2018年6月に特別養護老人ホームの受け入れを開始した。

 だが、設立時の理事長が受け入れ開始直前の18年5月に突如辞任したことで信用不安が表面化した。このため、入居者や介護職員を当初の予定通りには確保できず入居率が低迷、施設整備の投資に伴う借入金負担も重荷となり、厳しい資金繰りが続いていた。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus