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営農再開へ 希望の花が満開 福島・大熊町 試験栽培の赤花ソバ

 今年4月、東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が解除された福島県大熊町大川原地区で赤花ソバが満開になり、かれんなピンクの花が秋の景色にアクセントを添えている。除染で作物が育ちにくくなった農地の保全管理の一環で試験的に栽培された。

 植えられている品種は「高嶺ルビーNeo」。帰還困難区域に近い約0.6ヘクタールの私有地で、大熊町と大熊町農業振興組合が所有者の許可を得て作業を行った。

 除染した農地は、表面の土を削り新たな土を入れるため、作物が育ちにくくなる。これを肥よくな土地に戻すため、緑肥(りょくひ)と呼ばれる手法を取り入れた。栽培した植物を収穫せずに土と一緒に耕すことで、肥料にするというものだ。

 大熊町の農地復旧と営農再開に向けた、長い道のりの第一歩。赤花ソバは見た目が美しいため通行量が多い道路脇で採用したという。役場の担当者は「(町外に避難している)多くの町民が訪れる19日開催の『ふるさとまつり』まで、もってくれればいいのだが…」(産業建設課)と話していた。

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