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川崎重工業、事業再編で財務強化 中期経営計画、鉄道車両などてこ入れ

 川崎重工業は2日、北米で赤字を出した鉄道車両事業のてこ入れなど2021年度までの中期経営計画の詳細を明らかにした。金花芳則社長は21年度に1000億円の営業利益を目指す考えを改めて強調。「財務体質の強化が喫緊の課題だ」として、グループの事業単位を30から14に再編・統合するなどして収益力を強化する方針を示した。

 採算が悪化した鉄道車両事業と船舶事業を構造改革の重点分野と位置付け、本社直轄で管理する。金花社長は「選択と集中を引き続き進める」と話した。具体的には、北米の鉄道事業は納入済み車両の部品交換やメンテナンスなどで収益拡大を図り、船舶は中国での生産体制を強化する。

 将来の成長分野には液化水素運搬船や水素発電を掲げ、航空エンジンのメンテナンスなどでも事業拡大を目指すとした。

 川崎重工は円高や中国経済の減速の影響を受け9月30日に20年3月期連結決算を下方修正したが、中期計画の経営目標は変えずに維持した。

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