金融

米ペイパルが脱退 仮想通貨リブラから、初めて フェイスブックに逆風

 【ワシントン=塩原永久】米決済サービス大手のペイパルは4日、米フェイスブックが計画する暗号資産(仮想通貨)「リブラ」の運営組織「リブラ協会」から脱退すると発表した。発足当初の約30社・団体から離脱表明は初めて。クレジットカード大手ビザなども参加を再考していると報じられ、リブラの計画推進に逆風となりそうだ。

 リブラをめぐっては各国政府や中央銀行が、マネーロンダリング(資金洗浄)などへの不正流用への懸念から、厳しい規制を課す方針を示している。

 大規模な個人情報流出問題を起こしたフェイスブックへの不信も根強く、米紙ウォールストリート・ジャーナルは、規制当局からの監督強化を嫌い、スイスに本拠を置くリブラ協会に参画するかをビザやマスターカードなどが再検討していると伝えていた。

 ペイパルは4日、「将来的な協力方法を探る対話は継続したい」との声明を発表した。フェイスブックのリブラ構想責任者はペイパル出身。決済ネットワーク構築のノウハウを持つ同社の離脱はリブラ推進に痛手となる可能性がある。

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