コンサル型営業
--健康応援企業とは
「生保はお客さまの『万が一』に役立つビジネスを展開し、万が一のとき保険金を届けるのが伝統的事業だ。万が一への備えが大切なことは言うまでもないが、医療技術の進歩が病気などの予防や未病につながり、これからは毎日をいかに過ごすかがお客さまにとって重要になる。毎日に寄り添い、万が一を遅くしたり来なくしたりすることを手伝うのが健康応援企業であるわれわれの使命といえる」
「このため営業も商品・サービスを提案するプッシュ型から、お客さまと対話して将来や家族など大切にしていることを聞き出し設計するコンサルティングセールスへの転換が求められるようになる」
--売り出したインシュアヘルス商品に対する評価は
「商品開発のコンセプトは『お客さまの健康寿命を少しでも長くする』で、インシュアヘルスの考えを取り入れた健康増進型保険の第1弾として『じぶんと家族のお守り』を昨年4月に発売した。契約後、所定の期間に喫煙や健康状態などが改善された場合に保険料が安くなる機能が付いた収入保障保険だ。また契約日に遡(さかのぼ)って計算した保険料差額相当額を受け取れる」
「『禁煙は無理』といっていた契約者から『加入を機に取り組みを始めた』と聞いた。まさに健康増進のきっかけとなる商品だ。このコンセプトが受け入れられ、発売から1年半で15万件を突破し、100億円規模のヒット商品に育った。保険の概念を変えたといえる」
--健康増進型保険が増えている
「昨年8月に乳がんの早期発見から罹患後までサポートする『リンククロス ピンク』を、同10月には『笑顔をまもる認知症保険』を発売した。さらに法人向けの第1弾として今年3月から経営者と従業員の健康を応援する『ナインガード』の取り扱いを始めた」
「このうち認知症保険は業界で初めてMCI(軽度認知障害)を保障し、MCI・認知症の早期発見や認知機能低下を予防する。MCI・認知症にならないように、またはなるのを遅らせることが大事で、まさにインシュランスとヘルスケアの統合といえる。健康応援企業としてインシュアヘルス商品をシリーズ化して投入し、ほとんどの商品を切り替えていく」