みずほ銀行は8日、現金自動預払機(ATM)や電話を通じた振込手数料を2020年3月から値上げすると発表した。ATMでキャッシュカードを使って振り込む場合、同じ支店の他の口座宛ては従来は無料だったが、220円となる。みずほ銀の他の本支店や、他行に宛てた3万円未満の振り込みも、それぞれ110円値上げして220円、330円となる。
消費税増税に伴い転嫁分を今月値上げしたばかりだが、さらに日銀の超低金利政策の長期化で収益環境が悪化していることに対応し、サービス維持の原資とする。
ATMを使って現金で振り込む場合も、他行宛ての振り込みを除いて110円値上げ。電話のオペレーターや自動音声を介した振り込みも、一部を除いて値上げする。
みずほ銀は今年11月から店舗窓口での振込手数料を値上げすることも既に発表しており、今回、対象をATMなどにも拡大した。インターネットバンキングでの手数料は据え置くとしている。
三菱UFJ銀行と三井住友銀行は、個人向けのATMの手数料については今のところ改定の予定はないとしている。
消費税増税に伴う手数料引き上げは3行とも今月1日から実施している。