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日産新社長決定、バランス重視の内田氏昇格 COOはグプタ氏

 日産自動車が、次期社長兼最高経営責任者(CEO)に内田誠専務執行役員(53)を充てるトップ人事を決めた。フランス大手ルノーでも勤務経験がある三菱自動車最高執行責任者(COO)のアシュワニ・グプタ氏(49)を日産のCOOに登用するなど企業連合のバランスを重視。ルノーも外部からのトップ登用を自重して賛同した。一気に決着した背景には、日産の業績悪化に対する危機感の共有があったとみられる。

 6人の社外取締役で構成する指名委員会は次期トップ候補者として約100人をリストアップし、7月ごろから選定作業を本格化。期限は10月末に設定した。

 サントリーホールディングスの新浪剛史社長(60)らの名前も挙がったとされるが、早期に自動車業界の関係者だけに絞り込まれた。

 西川(さいかわ)広人前社長兼CEO(65)が9月に辞任した後、トップ代行を務める山内康裕COO(63)は社内の信望が厚く、次期トップを望む声も出ていたが、最終候補に残らなかった。関係者は「若返りを図る経営陣刷新として、選べなかったのだろう」と分析する。

 候補には、業績を支える中国事業を統括する総合商社出身の内田氏と、中国事業の前任者で技術面に明るい関潤専務執行役員(58)という日産の2人が残った。このほか、ルノーのジャンドミニク・スナール会長(66)らはグプタ氏を推した。

 「3人とも国際経験が豊富で語学も堪能だ。最後はそれぞれをどの役職に据えるかの調整だった」と関係者は明かす。8日の指名委では3人を要職に据える前提で、それぞれをどの役職にするかが議論の中心となった。

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