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ボロレCEO即時解任決定 ルノー緊急取締役会 ゴーン色一掃

 【パリ=三井美奈】フランス自動車大手ルノーは11日、経営体制をめぐって緊急取締役会を開き、ティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)の即時解任を決めた。日産自動車の西川広人前社長の辞任に続き、ルノーもゴーン前会長時代の「ナンバー2」を退任させ、日仏連合の再構築を急ぐ方針とみられる。

 ルノーの発表によると、クロチルド・デルボス最高財務責任者(CFO)が暫定CEOに指名された。社外からの新CEO起用に向けて、人選を急ぐ方針。

 突然のCEO解任は、ジャンドミニク・スナール会長が主導した。日産との関係改善で、ゴーン色の強いボロレ氏を「障害」(仏紙フィガロ)とみなしたもようだ。ルノーは今年上期の決算で、最終利益が前年同期比でほぼ半減。連合を組む日産の持ち株収益が低迷したのが主な原因で、連合の建て直しは急務の課題となっている。

 ルノーの筆頭株主、仏政府のルメール経済・財務相は9日、「スナール会長を信頼している」と述べ、支持を表明していた。

 解任劇を前に、ボロレ氏は11日付仏紙レゼコーのインタビューで「不意打ち」と不満をあらわにした。9日になって、自身の更迭論の浮上を知ったという。

 ボロレ氏は昨年2月、ゴーン前会長の指名でルノーの最高執行責任者(COO)に就任し、後継者とみなされていた。前会長逮捕を受け、今年1月にスナール体制のCEOに就任した。

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