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停電対策グッズが備えの主役 台風19号接近受け9月停電を意識

 大型で非常に強い台風19号の接近を受け、スーパーやホームセンター、量販店などで防災関連商品の売り上げが急増している。9月の台風15号で千葉県内を中心に相次いだ停電被害を教訓に、水や通常の非常食だけでなく懐中電灯や電池など、停電に対応できる商品の売れ行きが顕著になっているのが特徴だ。

 「来店客の意識に停電への備えが感じられる」。イオンの担当者は強調する。来店客が抱えるかごの中で目立つのは、水などのほかは「パンや乾麺、カップ麺など、電子レンジなど電気を使わなくても食べられるものが多い」という。

 家電量販店「ビックカメラ」では懐中電灯やランタンなどが飛ぶように売れ、品薄となる店舗も出ているほか、インターネット通販ではスマートフォンやタブレット端末につないでテレビが見られる「ワンセグチューナー」への引き合いが強まる。担当者は「スマホならモバイルバッテリーで動くので、通常のテレビより消費電力が少なくて済む」と分析する。

 電気に代わるエネルギー源として売れているのがカセットコンロだ。量販店やホームセンターでは品薄となっている地域もあり、カセットコンロメーカーの岩谷産業は「消費者からは『どこで売っているのか』『使用期限の近いガスボンベを使って大丈夫か』などの問い合わせが集中している」という。

 台風15号の爪痕が残る地域などでは、一層の被害を防ごうとブルーシートなどが再び売れ始めた。

 DCMホールディングス(HD)が展開するホームセンター「DCMホーマック」では、千葉県や東京都内の店舗において、屋根補修用のブルーシートが直近4日間で前年の20倍以上売れたほか、土嚢(どのう)が水に浸すと膨らむ自社開発商品を含め約10倍の売れ行き。「水に浸す前は軽いので女性も複数買っている」(広報)という。(佐久間修志)

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