金融

クレジット大手 「リブラ」不参加 ビザ、マスターカードなど、資金洗浄懸念

 米クレジットカード大手のビザやマスターカードなどが、交流サイト大手フェイスブックが発行を計画する暗号資産(仮想通貨)「リブラ」の運営団体「リブラ協会」への参加を見送ることが11日、分かった。リブラをめぐって、各国当局がマネーロンダリング(資金洗浄)への悪用などに懸念を強めている。

 リブラ協会は、近く会合を開いて創立メンバーを発表するとしているが、有力企業の離脱は計画の実現に向け打撃となりそうだ。

 ほかに離脱が明らかになったのはネット競売大手イーベイや決済サービス大手ストライプなど。ビザは声明で「現時点ではリブラ協会に参加しない」と説明。「協会が規制上の課題に対応できるかどうかを考慮し、最終決定する」と述べた。

 フェイスブックが6月にリブラの構想を発表した際、運営団体の創立メンバーとして28の企業・団体を想定していた。だが決済サービス大手ペイパルが今月4日に離脱を表明するなど離脱の動きが加速している。

 フェイスブックは、リブラは低コストで送金できるデジタル通貨で、預金や国債といった実在する資産で価値を裏付け、価格の乱高下を防ぐと説明。しかし各国当局は警戒を強め、厳しい規制の必要性を主張している。 (ニューヨーク 共同)

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