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東京モーターショー、先進技術の実用化続々 EV、自動運転車が登場

 24日に開幕する東京モーターショーでは、マツダやホンダが電気自動車(EV)の市販モデルを公開。トヨタ自動車は、来年の東京五輪・パラリンピックで使用される予定の自動運転EV「eパレット」を出展した。前回までのモーターショーでは、EVや自動運転車は試作段階のコンセプトカーがほとんどだったが、今回は商品化や実用化に直結した車両が登場している。先進技術を取り入れた商品の投入が本格化し始めた。

 世界初公開されたマツダのEV「MX-30」は、本格的なスポーツ用多目的車(SUV)の走りを備えつつ、1回の充電で航続距離は約200キロに達する。来年後半に欧州で発売するほか、将来的に日本でも投入する計画だ。エンジンの技術にこだわりを持つマツダにとって初めての量産EV。丸本明社長は「内燃機関(エンジン)の商品と同様に、滑らかで自然な運転感覚を実現している」と話した。

 ホンダのEV「ホンダe」は、都市部での取り回しに配慮してコンパクトな車体で、航続距離は約220キロ。モーターの力を十分に伝えられるように、スポーツカーなどに多い後輪駆動を採用した。八郷隆弘社長は「未来のカーライフを、一足先に体感できるクルマに仕上がっている」とアピールした。欧州では既に予約が始まっており、「計画以上に好調だ」(八郷氏)という。

 トヨタ自動車は、高級車ブランド「レクサス」について、電動化技術で車両の基本性能を大幅に進化させる次世代電動化ビジョンを公表した。市販モデルは出展していないが、来月、レクサス初のEVを発表するという。

 EV投入が本格化する背景には、欧州などで環境規制が強化され、対応する必要性が強まっていることがある。次回以降の東京モーターショーでも、量産EVが続々と登場しそうだ。

 一方、トヨタが出展するeパレットは、東京五輪の選手村を巡回する計画がある。説明会でeパレットに乗って登場したトヨタの豊田章男社長は「この車が、オフィス、店、ホテルなどさまざまなサービスになる」とさらに将来、次世代移動サービスの中核になると強調した。(高橋寛次、今村義丈)

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