メーカー

キヤノン、通期業績予想を3回連続下方修正

 キヤノンは28日、令和元年12月期の連結業績予想(米国基準)を下方修正し、売上高を従来の3兆7450億円から3兆6250億円に、最終利益を1600億円から1400億円に引き下げた。前期比で最終利益は44・6%の大幅減となる。米中貿易摩擦の長期化などが響き、今期に入って3回連続の下方修正となった。

 売上高の約半分を構成するレーザープリンターなどのオフィス機器関連が中国や欧州の景気悪化により販売減となるほか、レンズ交換式カメラは一眼レフの市場縮小を受け減収。新興国の景気減速の影響でインクジェットプリンターの販売も鈍化すると予想した。

 一方、新規事業と位置付ける医療関連では、新製品の販売が計画通りに推移。MRI(磁気共鳴画像装置)の最新モデルが受注を伸ばしており、成長が続く見通しだという。

 同時に発表した令和元年1~9月期連結決算は、売上高が前年同期比8・8%減の2兆6398億円、最終利益は49・0%減の923億円だった。

 田中稔三副社長は記者会見で「米中貿易摩擦、新興国や欧州などでの景気減速に大きくマイナスの影響を受けた。一連の新製品の効果を高め、事業ポートフォリオの転換も進めつつ、業績の改善につなげたい」と語った。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus