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関西電力の中間決算は6年ぶり増収増益 頭痛など訴え岩根社長は会見を欠席

 役員らの金品受領問題に揺れる関西電力が28日、令和元年9月中間連結決算を発表した。ガスや不動産事業が好調で、中間期として、6年ぶりの増収増益だった。しかし、同日記者会見を開く予定だった同社の岩根茂樹社長が体調不良を訴え急遽、欠席。代理で会見した松田善和経理室長は金品受領問題を踏まえた業績見通しについて、「今期に影響はないが、今後については慎重に影響を見極めたい」と述べた。令和2年3月の通期業績予想は据え置いた。

 売上高は昨年7月の電気料金値下げなどにより電気事業が落ち込んだものの、ガスや不動産事業が伸びて前年同期比1.5%増の1兆6341億円。最終利益は55.5%増の1131億円だった。円高と原油安によって火力燃料費が抑えられ、経営効率化を進めたことも増益に寄与した。

 今年4~9月の小売りでの販売電力量は576億キロワット時で、猛暑に見舞われた前年同期の588億キロワット時から2.1%減少した。

 金品受領問題について松田経理室長は「年度での影響見通しはつかみきれていない」と述べた。

 関電によると、岩根社長は28日午前11時からの定例取締役会には出たが、動悸や頭痛を訴え、会見が開かれる午後3時前に車で病院に向かったという。

 関電役員らが原発が立地する福井県高浜町の元助役(故人)から金品を受け取っていた問題の責任をとり、岩根氏は年内にもまとまる第三者委員会の報告をもって辞任する予定。自身も150万円相当の金貨を元助役から受け取っていた。

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