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スカイマークが再上場申請 平成27年に破綻、成長戦略焦点

 スカイマークは30日、東京証券取引所に株式の上場を申請したと発表した。平成27年に経営破綻して上場廃止となり、再建を進めていた。国内線に加え、今後は国際線に注力する考えだが、格安航空会社(LCC)の台頭など競争環境は厳しく、独自の成長戦略を描けるかが焦点となる。

 スカイマークは8年設立で、割安な運賃を武器に、全日本空輸や日本航空に対抗する「第三極」として存在感を示した。しかし、LCCとの競争激化や機材戦略の失敗で経営が傾き、27年に民事再生法の適用を申請した。

 再建に当たり、投資ファンドや全日空を傘下に持つANAホールディングス(HD)などの出資を受けた。経営の立て直しでは定時運航や安全性を重視。業績は回復し、31年3月期の売上高は882億円と過去最高だった。

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