金融

証券大手5社9月中間 株売買低調で4社減収減益

 証券大手5社の2019年9月中間連結決算が31日、出そろった。米中貿易摩擦を背景に世界経済の不透明感が強まり、株式売買が低調だったため最大手の野村ホールディングス(HD)を除く4社が減収減益となった。野村HDも国内営業は不振で、各社は店舗統廃合などの構造改革が急務となっている。

 野村HDは売上高に当たる純営業収益が前年同期比28.9%増の7153億円だった。最終損益は前年同期の60億円の赤字から1944億円の黒字に転換し、中間決算として過去最高になった。保有株の売却益などが寄与した。ただ株式や投資信託の国内販売は振るわず、9月末までに25店舗を統廃合した。

 大和証券グループ本社の最終利益は8.0%減の333億円。店舗をオフィスビルの1階から2階以上に移すなどの構造改革費用を計上したことが響いた。

 SMBC日興証券は世界的な金利低下で外国債券の販売が落ち込んだことなどから41.1%減の164億円。三菱UFJ証券ホールディングスは72.8%減の41億円、みずほ証券も51.7%減の103億円となった。各社とも店舗統廃合やグループの銀行との共同店舗化、人員配置の見直しなどを進める。

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