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小型SUVで品ぞろえ拡充 トヨタ「ライズ」、ダイハツ「ロッキー」

 トヨタ自動車とダイハツ工業は5日、新型の小型スポーツ用多目的車(SUV)を発売した。ダイハツが開発・生産し、トヨタは「ライズ」、ダイハツは「ロッキー」の車名でそれぞれ、販売する。SUV人気が高まっていることに対応し、トヨタは、「C-HR」より小さなサイズのSUVを求めるニーズを取り込みたい考え。ダイハツは軽自動車から小型車に乗り換えようとする顧客にアピールする。

 小回りのきく5ナンバーサイズで、パワートレーン(駆動系)は1・0リットルターボエンジンと無段変速機(CVT)との組み合わせ。2輪(前輪)駆動と4輪駆動がある。先進安全技術を搭載しており、オプションではハンドルを自動で操作する駐車支援機能も設定している。ダイハツが7月から導入を始めた新設計手法「DNGA」により、衝突安全と室内・荷室の広さを両立させたという。

 ほぼ同型だが、グリルなど前部のデザインが異なる。価格はライズが167万9千円から、ロッキーが170万5千円から。

 ダイハツの松林淳取締役は、「『大きくて運転しにくい』『サイズの割に室内や荷室が狭い』というSUVへの不満を解消できる車だ」と強調した。

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