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ホンダも通期下方修正 自動車大手で相次ぐ見通し引き下げ

 ホンダは8日、令和2年3月期連結業績見通しを下方修正した。売上高を従来予想より6000億円引き下げ15兆500億円(前期比5・3%減)に、営業利益を800億円引き下げ6900億円(5・0%減)に、最終利益を700億円引き下げ5750億円(5・8%減)に変更した。売上高はもともと減収見通しだったが、増益予想だった営業利益や最終利益も一転、減益を見込む。減収減益になれば8年ぶりとなる。

 当初見込んでいた水準よりも販売が減った。円高ドル安など為替変動の影響も大きな減益要因となった。

 同時に公表した令和元年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比1・8%減の7兆7253億円、営業利益が8・0%減の4726億円、最終利益が19・0%減の3688億円と減収減益だった。販売台数減少と為替変動の影響が利益を押し下げた。

 世界景気の減速傾向を背景に、中間決算発表と同時にマツダ、SUBARU(スバル)、三菱自動車が通期見通しを引き下げた。自動車メーカーの業績悪化が鮮明になっている。

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