金融

デジタル証券で少額調達 三菱UFJ、中小向け仕組み構築へ

 三菱UFJフィナンシャル・グループは7日、安価で高度なデータ保護が可能なデジタル技術「ブロックチェーン(BC)」を活用し、ベンチャー企業などが少額から資金調達できる仕組みを構築すると発表した。

 少ない費用負担で企業が社債を発行したり、映画やゲームといったコンテンツ資産を証券化した金融商品をつくったりできる。2020年度中の実現を目指す。

 これまで社債などによる資金調達は大企業が中心だったが、新たな仕組みを使うことで中小規模の企業にも調達手段を提供する。少額の投資商品には個人の需要が見込まれ、投資家側の裾野も広がると期待する。

 三菱UFJは将来的に、企業や投資家が24時間いつでも資金調達や運用が可能になる仕組みに育てたい考えだ。傘下の信託銀行や証券会社に加え、KDDIやNTT、BC技術を持つベンチャー企業などと今月6日に設立した共同事業体で検討を進める。

 デジタル技術を使って有価証券を発行し、資金を集める手法は「セキュリティー・トークン・オファリング(STO)」と呼ばれ、大手証券会社も研究を進めている。

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