金融

青森銀、みちのく銀が提携検討 コスト削減やM&A支援など協力

 青森県を地盤とする青森銀行とみちのく銀行は、包括的な業務提携を結ぶ検討を始めることで合意した。店舗集約や事務共通化といった業務面の効率化を進め、コストを削減する。超低金利の常態化による利ざやの縮小に加え、人口減少で経営環境が一段と厳しくなるのに備えて収益基盤を厚くするのが狙いだ。将来、資本提携に発展する可能性もある。

 地銀同士の業務提携は今年に入って増えており、横浜銀行と千葉銀行、福井県の福井銀行と福邦銀行がそれぞれ手を結んだ。このほか島根銀行や福島銀行は、地銀連合による「第4のメガバンク構想」を掲げるSBIホールディングスとの資本業務提携に踏み切った。今後も地銀の生き残りを懸けた合従連衡が相次ぎそうだ。

 青森銀とみちのく銀は、コスト削減の取り組みのほか、地元の有望企業の育成やM&A(企業の合併・買収)支援、事業承継などのコンサルティング業務で協力する。個人向けでは顧客の資産形成や相続といった分野に力を入れる方針だ。行員育成での協業や人事交流も探るとみられる。

 青森県内2位の金融機関であるみちのく銀は、2009年に金融機能強化法に基づき、200億円の公的資金を受けた。利益剰余金を積み上げているものの、返済が経営課題となっている。県内最大手の青森銀とは長年のライバル関係にあるが、ATM(現金自動預払機)の一部サービスを互いに無料化している。

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