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ロールス・ロイスSUVの上位ブランド、日本受注開始 「こだわりを持つ若い成功者に」

 英高級車メーカー「ロールス・ロイス・モーター・カーズ」は13日、スポーツ用多目的車(SUV)「カリナン」の上位ブランド「カリナンブラック・バッジ」の日本受注を開始した。黒塗りで運転手付きといった利用イメージがある同社だが、自ら運転する個人富裕層をターゲットに強い個性を打ち出したブラック・バッジシリーズで20~40代の購入層も増えて日本販売数は右肩上がり。人気の高まる実用的なSUV投入でさらに拡大を狙う考えだ。

 カリナンブラック・バッジは最大5人乗りで全長5・34メートル、全幅2メートル、高さ1・83メートルで価格は4530万円(消費税込み)。

 四輪駆動や6・75リットル12気筒ツインターボエンジンといった基本構造は通常のカリナンと同じだが、デザインの個性を強調。ロールス・ロイスの象徴でもある女神のエンブレムやロゴは深みのある黒を基調にし、22インチの専用大口径ホイールで存在感を高めた。

 ホイールの間からのぞくブレーキパーツは艶のある赤色にし、車体色は4万4千色が選択可能。エンジン出力を600馬力まで強化し重低音を増幅させたほか、より運転がスムーズな四輪操舵も搭載するなどこだわりの強い仕様。塗装の仕上げ磨きは選任担当者による手作業で、光の反射具合を1つ1つ確認しているという。PR用車体は紫色の「トワイライト・パープル」とし、従来イメージを打ち破る意外性も狙っている。納車は来年1月以降。

 ロールス・ロイス車全体の日本販売数は平成26年には約150台だったが、ブラッグバッジシリーズをセダン「ゴースト」とクーペ「レイス」に投入した28年以降は200台を超え、30年は230台にまで増加。広報担当のローズマリー・ミッチェルさんは「身の回りのものに高いこだわりを持つ若い成功者に、エッジの効いた車を提供する。『大胆』をコンセプトに、時代に合わせたロールス・ロイスらしさを出していきたい」と話している。

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