金融

大手5銀行中間決算、4社が最終減益、低金利で収益力低下、投資信託なども振るわず

 大手銀行5グループの令和元年9月中間連結決算が14日、出そろった。最終利益は合計で、前年同期比10・8%減の1兆5125億円だった。三井住友トラスト・ホールディングス(HD)を除く4社が最終減益となった。超低金利の長期化による利ざや(貸出金利と預金金利の差)の縮小に加え、米中貿易摩擦の影響で顧客の投資意欲が鈍り、投資信託などの販売低迷も利益を押し下げた。

 中間決算としては、三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)と三井住友FGが3年ぶり、みずほFGとりそなHDが2年ぶりの最終減益となった。景気減速により、融資先企業の業績悪化や倒産に備えた貸し倒れ引当金などを計上する与信関係費用が増えたことなども響き、みずほFGとりそなHDは2桁のマイナスだった。

 唯一、最終増益となった三井住友トラストHDは、不動産仲介関連の手数料が堅調に拡大した。

 また、下期に向けては「グローバル経済のマクロ環境は引き続き不確実性が大きい」(みずほFGの坂井辰史社長)と慎重に見る向きは強く、令和2年3月期連結業績見通しは全社が据え置いた。

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