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都市の総合力順位、東京は3位 パリと差縮まる

 森記念財団都市戦略研究所は19日、2019年の世界の都市総合力ランキングを発表した。東京は3位を維持したものの、スコアの下げ幅が上位都市よりも大きく、4位のパリと差が縮まった。8年連続で首位はロンドン、2位はニューヨークだった。

 世界の主要48都市を対象に経済、居住など6分野70指標で評価した。東京は今回の調査で新たに加わった「働き方の柔軟性」や夜間観光などの「ナイトライフ充実度」で、ロンドン、ニューヨークの後塵を拝した。起業促進の状況をみる「スタートアップ環境」や「国際線直行便就航都市数」でも上位都市に差を付けられた。一方、「食事の魅力」では他都市を大きく引き離し首位だった。

 竹中平蔵所長は、「東京の弱みは法人税や規制の問題で、東京都の問題であると同時に政府の政策の問題との認識が必要だ」と指摘した。

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