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中国・香港の混乱が経済活動に影響 アリババは昼食会を中止

 香港警察と抗議デモ参加者との対立が激しさを増している。香港・九竜地区で18日早朝、デモ隊が占拠していた香港理工大学に警官隊が突入。デモ隊は火炎瓶や弓矢などで反撃し、キャンパス内に火の手が上がった。小さなグループに分かれたデモ参加者は同大からそれほど離れていない佐敦や尖沙咀地区の道路を封鎖した。警察はこの数時間にわたり衝突が最も激しかった理工大キャンパス近くの尖沙咀東で数十人の抗議活動参加者を拘束した。

 長引くデモの影響は経済活動にも及んでいる。中国の電子商取引会社アリババグループが、香港で投資家との昼食会を開催する計画を取りやめたことが18日までに分かった。関係者によると、アリババは設備や安全面の懸念を理由に、対面ではなく電話による投資家会合を行うという。

 香港では数カ月にわたる民主化デモにより空港が少なくとも2回閉鎖され、交通網は一段と混乱に見舞われている。アリババが月内に予定する新規株式公開(IPO)の幹事会社の1社であるシティグループは、バンカー1人が金融街で逮捕されたことを受け、危険な場所を避けるよう従業員に注意を促した。香港に上場する企業はブックビルディング期間の初日に機関投資家との昼食会を開催するのが通例となっている。ゴールドマン・サックスも香港のフォーシーズンズホテルで19日に予定していた150周年記念イベントを抗議活動での混乱を理由に延期した。

 暴力のエスカレートは24日の区議会選挙を遅らせる恐れもある。抗議デモにうんざりし道路の清掃を手伝っていた住民がデモ隊に嫌がらせを受けるなど、香港社会の分断が進む兆候もある。(ブルームバーグ Stanley James、Moxy Ying)

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