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プラス、ぺんてる支援を正式表明 コクヨによる買収に対抗

 文具大手「プラス」(東京)は21日、同業の「コクヨ」(大阪市)による「ぺんてる」(東京)の敵対的な買収計画に対抗し、ぺんてるの要請を受けて支援すると正式表明した。プラスは「ホワイトナイト(白馬の騎士)」となる格好で、コクヨのぺんてる子会社化計画に徹底抗戦する構えだ。

 プラスはぺんてるの株主に対して1株3500円で株式を買い付けていることを明らかにした。期限は12月10日まで。取得上限は33・4%で、ぺんてるの独立性を守るため最低でも20%を取得したい考えだ。

 コクヨは15日、保有するぺんてる株式の割合を37・80%から過半数の50%超に増やし、子会社化を目指すと発表。買い付け額を3500円に設定した。プラスも同額で買い付けを実施するとの情報を得たことから、20日に買い付け額を3750円に引き上げると表明し、対抗する構えを見せていた。

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