金融

アジア開銀総裁に浅川氏 前財務官、来年1月就任

 アジア開発銀行(ADB、本部マニラ)は2日、次期総裁に財務省の前財務官の浅川雅嗣内閣官房参与を選出したと発表した。中尾武彦総裁の後任として来年1月17日に就任する。立候補したのは日本政府が推薦する浅川氏のみで、事実上の信任投票を経て2日の理事会と総務会で承認された。

 任期は2021年11月23日まで。中国や韓国を含む加盟68カ国・地域から全会一致で支持を得た。ADBはアジアの発展途上国の貧困解消や開発支援を目的とし、1966年に発足した。日本は米国と並ぶ最大の出資国で、歴代総裁の9人全員を出してきた。

 浅川氏は財務省の国際部門トップの財務官を過去最長の約4年務め、多国籍企業の税逃れ防止などに尽力してきた。今年7月に財務官を退任した後、内閣官房参与と財務省顧問に就いている。

 麻生太郎財務相は「国際金融、経済協力および国際租税の分野で培ってきた豊富な経験を生かして素晴らしい活躍をすることを強く期待している」との談話を発表した。

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