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3行がJDI支援を継続 融資枠延長の方針

 経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)の資金繰りを支えるため、みずほ銀行、三井住友銀行、三井住友信託銀行の主力3行が計1070億円の融資枠の期限を延長する方針であることが6日、分かった。契約更新により12月30日の期限を来年3月末まで延ばす。JDIの筆頭株主で政府系ファンドのINCJ(旧産業革新機構)が返済の保証を継続する。

 JDIは9月末時点の債務超過が1016億円に拡大。だが金融支援の枠組みから9月に中国ファンドが離脱するなど混乱していることから融資枠の延長が必要と判断したとみられる。

 JDIは11月に、元経理担当幹部が約5億7800万円の資金を着服したと発表。元経理担当幹部は、着服とは別に「過年度決算で不適切な会計処理を行っていた」と通知してその後自殺したとみられており、調査を進めている。

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