IT

ドコモ、店舗アプリ開発に出資 スマホ決済サービス拡充目指す

 NTTドコモは5日、スマートフォンを使った注文・決済などの店舗運営システムの開発を手掛けるショーケース・ギグ(東京都港区)と資本業務提携を締結したと発表した。ドコモが10億円出資する。来店前に注文と決済を済ませられる仕組みを導入し、ドコモのスマホ決済「d払い」のサービスを拡充させる狙いがある。

 提携サービスの第1弾として、来春に牛丼チェーンの吉野家で利用ができるようになる。スマホのアプリ上で持ち帰り品の注文と決済を事前に済ませることで、指定した予約時間に来店して商品を受け取る。待ち時間などの手間が省ける。

 今後はコンビニエンスストアやスーパーなどの小売店でも導入するほか、競技場の観客席でスポーツ観戦をしながら飲み物や食べ物を注文できるサービスなどにつなげる。

 両社は加盟店の開拓でも協力し、来年度中に1万店舗での導入を目指す。ショーケース・ギグの店舗運営システムは「餃子の王将」などで利用されており、そうした店舗へのd払いの導入も円滑になる。

 スマホ決済は、店舗に設置されたQRコードを読みとったり、スマホに表示されたバーコードなどをレジで読み取らせたりして、支払いをする。各社は、単なる決済アプリにとどまらず、生活に必要なあらゆるサービスを一つのアプリで提供する「スーパーアプリ」化を目指している。

 加盟店はアプリ内に自社サービスの窓口となる「ミニアプリ」を設ける。顧客の購買データを利用しやすくなり、個人に合わせた広告やクーポン券を表示できるなどの利点がある。

 大型の還元施策で利用者を拡大してきたスマホ決済だが、加盟店舗とのサービス連携が普及に向けた次の課題となっている。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus