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関空で中国便に勢い、韓国便の減少補う 関西エアの中間決算が過去最高益に

 関西国際、大阪(伊丹)、神戸の3空港を運営する関西エアポートが10日発表した令和元年9月中間連結決算は、最終利益が前年同期の約2.2倍の255億円となり、過去最高益を更新した。日韓関係悪化による韓国路線の需要の落ち込みがあったが、昨年9月の台風21号による被害の反動があったのに加え、中国や東南アジア方面の路線が好調で補った。

 関空の国際線の方面別旅客数では、8月以降に運休や減便が相次いだ韓国が前年同期比7%減となった。これに対し、中間所得層が増え訪日意欲が旺盛な中国が52%増、東南アジアが32%増。欧米などの長距離路線でも15~20%増と好調に伸びた。

 関空の総旅客数は前年同期比17%増の1634万人で、4~9月期として過去最高を記録した。外国人客だけでなく、4~5月の大型連休(ゴールデンウイーク)などで日本人客の国際線利用も増えた。

 一方、神戸空港は5月に財界や自治体による「関西3空港懇談会」が合意した規制緩和で増便が実現し、総旅客数が6%増の170万人で過去最高となった。伊丹空港の総旅客数は2%増の839万人だった。

 この結果、売上高に相当する営業収益は14%増の1198億円、本業のもうけを示す営業利益は36%増の362億円。昨年の台風の影響を除いても増収増益を確保した。

 免税店などの「非航空系収入」は14%増の705億円で過去最高を記録。直営免税店の売上高に占める中国人の割合は前年同期の72%から76%に拡大した。

 関西エアのグレゴリー・ジャメ専務執行役員(航空担当)は「韓国からの旅客数の落ち込みは10月中旬でいったん底を打った。先を見通すことは難しいが、来年度からの反動増を予想している」と話した。

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