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滋賀にも隠れキリシタン?草津で「メダリオン」発見 

 滋賀県草津市の旧家から見つかった聖母マリアの「メダリオン」が、奈良大による鑑定の結果、桃山時代から江戸時代初期に作られたものとみられることが判明し、滋賀では珍しい「隠れキリシタン遺物」として注目を集めている。メダリオンは10月に県へ寄贈され、滋賀県立安土城考古博物館(同県近江八幡市安土町下豊浦)でクリスマスに合わせて今月27日まで特別展示されている。

 メダリオンは長さ11・3センチ、幅7・2センチの青銅製。中央部分に三日月に乗って手を合わせる聖母マリアが浮き彫りされた「無原罪の聖母」と呼ばれる図案で、聖母マリアもイエス・キリストと同様に、処女懐胎で生まれたことを表現している。右下部分に製造時に空いたとみられる穴がある。

 草津市内にある旧家の草川家で昭和40年に、家の改修のために仏像を移動させようとしたところ、像と蓮台の間から布にくるまれた状態で発見されたという。

 今年5月に奈良大が蛍光X線分析で成分を調べたところ、青銅製であることが判明し、桃山時代から江戸時代初期にかけて作られたものとみられることが分かった。同様のメダリオンは東京都や長崎県で計5点確認されており、一部は重要文化財に指定されている。

 いずれのメダリオンもマリアの腰に巻かれているひもや、縁のひもに結び目が3つ描かれているといった特徴から、先月初訪日したローマ教皇のフランシスコに縁があるカトリックの一派「フランシスコ会」の流れをくむものとみられる。

 同館の高木叙子学芸員は「滋賀にもキリスト教の信仰が息づいていたことが興味深い。今後詳細を調べていきたい」と話している。

 特別展示は午前9時~午後5時(月曜休館)。入館料は大人500円、高大生320円、中学生以下無料。問い合わせは同館(0748・46・2424)。

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