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ブリヂストンCEOに石橋氏 来年3月就任

 ブリヂストンは13日、津谷(つや)正明最高経営責任者(CEO)兼会長(67)がCEOを退き、後任に石橋秀一副会長(65)を充てる人事を内定したと発表した。就任は来年3月の株主総会後の予定。津谷氏は代表権のない会長になる。

 社外取締役による指名委員会の推薦を受け、13日の取締役会で内定した。平成25年の指名委設置後のCEO交代は初めて。

 石橋氏は米国をはじめとした海外事業や、新規事業につなげるソリューションビジネスなどを担当してきた。創業家とは無関係。東京都内での記者会見で石橋氏は「経営改革を継続し、社会課題を解決する新しいビジネスモデルを作りたい」と話した。

 24年からCEOを務めた津谷氏は「指名委員会等設置会社移行やガバナンス(企業統治)強化などの仕組みづくりが進み、今年に入って指名委で後任の検討が行われた。来年の東京五輪を控え、世界に新しい経営チームを紹介する絶好の機会」と理由を説明。石橋氏について「これほどいろんな部門を担当した人はいない。グローバルリーダーにふさわしい」と期待を示した。

 石橋秀一氏(いしばし・しゅういち)静岡大卒。昭和52年入社。平成24年常務執行役員、26年専務執行役員、28年から副社長。65歳。

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