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低迷中国市場で日本車快走 1~10月販売4.3%増、HVも追い風

 中国の乗用車市場低迷で、世界最大の自動車市場である中国に賭けた世界各国の自動車メーカーは困難な状況に置かれている。しかしこの影響を切り抜けているグループがある。日本勢だ。

 自動車販売が昨年から落ち込んでいる中国市場で、トヨタ自動車やホンダなど人気のメーカーが販売を伸ばしている。こうした企業は市場がさえない中でも有望なハイブリッド車(HV)の需要にターゲットを定めている。

 HVは日本勢が先行しており、純粋な電気自動車(EV)に乗り換える用意はまだないものの新エネルギー車を推進する中国政府の意向に沿いたい中国の消費者を引き付けている。

 中国乗用車協会(CPCA)によると、日本勢は1~10月の販売台数が4.3%増と、米国や欧州、韓国、中国勢を上回るペースだ。ドイツのメーカーは自社の高級車への根強い需要に助けられているが、今や日本勢は中国で最大の外国勢としての地位をドイツから奪取しそうな勢いだ。

 CPCAによれば、日本勢のHV販売台数は今年約30%増加して22万台余り。コンサルティング会社WAYSインフォメーション・テクノロジーによると、中国ではプラグイン型を除く従来型のHV市場で約99%を日本のメーカーが支配している。

 HVが買い求められる要因には、EV走行中に充電切れで立ち往生しないかという走行距離をめぐる消費者の不安がある。中国の充電インフラは初期段階で、政府は構築を急いでいる。(ブルームバーグ Ying Tian)

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