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大和財託 不動産資産運用で日本一目指す

 大和財託社長・藤原正明さんに聞く

 --資産運用ニーズが高まっている

 「資産運用というと株式や投資信託が一般的だが、当社は新築・中古のアパートやマンションの1棟買いがメインの収益用不動産の開発、コンサルティング事業を展開している。企業経営者や医師など富裕層向けがメインだ。単純な相続対策のアパート建築ではなく、自社で設計や施工・物件管理、売却を含め“一気通貫”でサポートしている。大手不動産会社に比べ、建築・管理コストを安く抑えられるため、高い配当利回りを実現できる」

 --クラウドファンディング(CF)による不動産投資事業を始めた

 「11月にCFを活用して、大阪・堺市のマンション1棟(16戸)を1口100万円で計100口の1億円で公募したところ、1週間足らずで目標額を超え抽選になるほど出資者が集まった。不動産を小口証券化することで、投資リスクを分散できる長所がある。今期(2020年8月期)中に、CFによる第2号案件を実施する計画だ」

 --IT活用の取り組みが活発化している

 「フィンテック(ITと金融の融合)事業に取り組んでいる。その一環として、スマートフォンで簡単に株式投資ができるように、不動産投資も簡単にできるスマホ用アプリを開発している。アプリを導入することで、不動産投資をより身近なものにするとともに、富裕層だけでなく多くの人が投資しやすい仕組みをつくっていく」

 --今後の事業戦略を

 「今期から東京に進出し、マンション1棟を購入済みだ。関東、関西ともに都市部で事業展開していく。不動産に加え、IT、金融事業を絡めて事業領域を広げ、不動産メインの資産運用コンサル事業で“日本一”になるのが目標だ。当面は22年8月期に売上高100億円(19年8月期は約36億円)と、数年以内の株式上場を目指す」

【プロフィル】藤原正明

 ふじわら・まさあき 岩手大工卒。バルブメーカーや三井不動産レジデンシャルなどを経て、2013年7月大和財託を設立して社長に就任。岩手県出身。

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